TechAcademyのWebアプリケーションコースを2019年の6月~8月の2か月間受講しました。この記事では、受講してみての感想、Techacademyのメリット・デメリット、おすすめの学習方法を紹介していきます。
どのプログラミングスクールを受けようか悩んでいる方は是非この記事を参考にしてください。
概要
それまでの学習履歴
TechAcademyのコースを受講するまでの学習履歴は、ドットインストールやProgateを使ってHTMLやCSSを軽く学んだ程度でした。
その時に、あまり効率が良くないなと感じたのでTechAcademyのコースを受講することにしました。
受講したコースの概要
・TechAcademyのWebアプリケーションコースの8週間プラン
HTMLやCSSの勉強から始まり、MySQLで基本的なデーターベースの仕組みを学び、最終的にRuby on RailsでTwitterのクローンのようなサービスが作れるようになります。
学習時間
TechacademyのWebアプリケーションコースは以下のカリキュラムでできています。
- Lesson0 - 事前準備
- Lesson1 - Webアプリケーション開発のために学ぶこと
- Lesson2 - HTML/CSS
- Lesson3 - Bootstrap
- Lesson4 - ターミナル
- Lesson5 - Ruby その1
- Lesson6 - Ruby その2
- Lesson7 - Ruby その3
- Lesson8 - Ruby その4
- Lesson9 - MySQL
- Lesson10 - RubyとMySQLの連携
- Lesson11 - Git/GitHub
- Lesson12 - インターネット通信の仕組み
- Lesson13 - メッセージボード
- Lesson14 - Heroku
- Lesson15 - Twitter クローン
- Lesson16 - オリジナルサービス
僕は毎日平均1時間程度の勉強量で、2か月間ぎりぎりでオリジナルサービスができました。
2か月のコースでも最後までたどりつくのはハードですね。
項目ごとにTechAcademyを評価!
カリキュラムの難易度 ★★☆
一般的に、TechAcademyのカリキュラムは難しいと言われているようですが、僕はそこまで難しさは感じませんでした。
設定や環境構築の説明が丁寧にされているので、そこでつまづくことはありませんでした。ただ、実際に手を動かしてできるようになることが重視されているので、なぜこれを学ぶ必要があるのかなど背景の説明が十分ではないところは少しありました。(疑問に思ったら調べたり、メンターに聞いたりしましょう!)
あと残念な点として検索機能が役に立たないということがありました。一応カリキュラムをキーワード検索できるのですが、単語の意味や使い方を忘れてしまった場合、キーワード検索しても説明しているページにたどり着かないことがあります。その場合、最初からカリキュラムを見直すことになり効率が悪いです。(よく調べる単語などは、どこのページに説明があるとメモっておくと効率的ですよ!)
カリキュラムの課題 ★☆☆
カリキュラムのLessonごとに1~2個の課題があり、課題をこなすことで学習していくという形になります。多くの課題は該当部をコピペすることでできてしまうので、必ずしも理解しなくても次に進むことができてしまいます。(ただ、最後のTwitterクローンやオリジナルサービスは中途半端な理解ではできないので、結局カリキュラムを見直すことになります。)
ただ課題のレビューは丁寧にしてもらえるので、できていないところが明確にわかります。
チャット ★★☆
TechAcademyのコースでは、チャットツールのSlack をつかってメンターに質問することができます。
大体の疑問はここで質問するで解決できます。時々、メンターと意図がかみ合わずイライラすることもありますが、根気よく質問していくことが大事です。
また、 メンターの対応時間は15時〜23時 なので、カリキュラムの学習をその時間に合わせて行わないと非効率という難点もあります。
メンター ★★★
週2回、各30分ビデオ通話で疑問点や相談などを行うことができます。
正直これは人それぞれだと思いますが、僕のメンターさんは今やっていることの背景などを教えてくれて自分があいまいに理解していたところを補足してくれていたのでかなり役に立ちました。
現役のエンジニアなので実際どのようになどを教えてもらい、エンジニアにより興味がわいたということもよかった点ですね。また、日程変更も柔軟に対応してくれましたね。
人によってメンターさんの積極性には差があると思いますが積極的に質問してうまく活用しましょう。
おすすめの学習方法
この章では、僕が2か月間TechAcademyのWebアプリケーションコースを受講してみてこうすればもっと効率的に学習できたなと思った点をまとめていきます。
今後受講する方には是非参考にしてもらいたいです。
予習すべき
カリキュラムは期間終了後も見ることができるが、質問は期間中しかできません。
短い期間を効率的に使うために、事前にドットインストールやProgateなどのサービスを使い、プログラミングに慣れ、基礎的な部分を理解しておくべきです。そうすることで、カリキュラムの理解にかける時間を減らし、手を動かして試行錯誤したり、オリジナルサービスをつくったりする時間を多く生み出せます。
プログラミングは実際に手を動かして試行錯誤することで成長するので、その時間を大きくとれるように事前に準備した方がよいですね。
進捗の目安
このWebアプリケーションのキモは最後のオリジナルサービスの作成にあるので、そこに多くの時間をかけるべきです。最低でも1週間、できれば2週間かけれれば自分の考えたサービスを作ることが可能になります。
そのために、計画的にカリキュラムを進めましょう。
理解できないものは書かない!
「カリキュラムの課題」の章でも書きましたが、カリキュラムのコピペで課題がこなせてしまうことがあります。しかし、しっかりと理解していないと最後の課題で躓いてしまうし、応用することもできません。
暗記する必要はないが、「理解していないものは書かない」という姿勢で理解に重きを置いて学習していくことが重要です。
最後に…
TechAcademyのWebアプリケーションコースを評価してきたが総合的に見れば満足度の高い内容だったので、受講を迷っている方には是非お勧めしたい。