ビジネス分析

業務スーパー VS ライフコーポレーション 会計クイズ

早速ですが問題です。下の図のPLは業務スーパを展開する「神戸物産」と「ライフコーポレーション」のPLです。「神戸物産」はどちらでしょう!?

2社の簡単な説明

・ライフコーポレーション

スーパー「ライフ」を展開

http://www.lifecorp.jp/

・神戸物産

「業務スーパー」を展開

https://www.kobebussan.co.jp/

正解は...

Aがライフ、Bが神戸物産です。

解説

ではなぜこのような差が生まれるのか考えてみましょう。

ポイントはFC(フランチャイズ)です。

実は神戸物産は「業務スーパー」をフランチャイズで展開しています。

しかしフランチャイズといいながら、ロイヤリティーをとるだけでなく、商品の卸売りも行っています。

コメダ珈琲のビジネスモデルと近いですね。

そのため自社で店舗を持たない分の販管費が小さくなるという差が出ています。

スーパー業界動向

まずはスーパー業界の業界の全体像を掴みましょう。

スーパー業界では「イオングループ」「セブングループ」という2つの圧倒的強者の下に多くの企業が争っています。

下の図は主要3社と神戸物産の売上高の比較です。

USMHはマックス、カスミ、マックスバリュのグループです。

U.S .M.Hとは

神戸物産

業務スーパーは安さを武器に順調に拡大していますね。

https://www.kobebussan.co.jp/upload/ir/IRNews/664/664_20210128.pdf

神戸物産の特徴は

・フランチャイズ

・SPA,PB

です。

フランチャイズは先ほど説明した通りです。

フランチャイズ店舗の割合としては 920/922店舗(2021年4月)です。

SPAとは製造小売業のことで小売業が製造の分野まで踏み込み、自社のオリジナル商品の開発を行い、自社で販売することです。特に自社以外の商品を扱っている場合、PB(プライベートブランド)という言い方もされますね。

業務スーパーはPB比率を高めることで安さと利益率の高さを狙っていますね。

ライフコーポレーション

一言で言えば一般的な食料品中心のスーパーです。

ただアマゾンと競業するなどECを伸ばしていこうという戦略が伺えますね。

売上高におけるEC比率は0.6%なのでまだまだ拡大の余地は大きいですね。

http://www.lifecorp.jp/vc-files/pdf/ir/financial_results/20210416-1.pdf

EC比率を高めオンラインとオフラインを融合さえていく考えは「アフターデジタル」や「オムニチャネル」と呼ばれる考えです。

すでにアメリカや中国のスーパーでは、店舗で注文し自宅に配送されるなど融合が進んでいますね。