早速ですが2020年度のソニーの売り上げ構成比をみて1位はなんでしょう?

正解は...

上記の図のように、ソニーは事業の多角化によって成長してきた会社と言えます。
では、歴史や各セグメントについて分析していきます。
歴史
歴史や売上高・営業利益の推移を見ると
~1980: エレクトロニクスのみ
~2000:買収などによって映画、音楽、金融へと多角化
~2015:エレクトロニクスの不調により金融の会社へ
2020年現在:ゲームの好調とエレクトロニクスの整理&半導体の成功で安定
ということがわかります。



セグメント別解説
ここからは各セグメントのビジネエエスモデルなどについて細かく分析していきましょう
ゲーム


エレクトロニクス

金融



半導体
半導体にはメモリ、GPUなどさまざまな種類・用途が存在します。
そのうちソニーはカメラなどに使われるイメージセンサーのシェアでトップです。

スマホの拡大によって支えられてきたわけですが今後はどうなるのでしょう。
鍵は「車載カメラやカメラのセンサー機能」です。
自動運転や工場内での自動検知用での機械学習が行えるカメラの主要はより高まるでしょう。
ソニーはマイクロソフトと組むことでAI分野の力を伸ばしていくようです。
ニュースリリース:ソニーとマイクロソフト、新しいクラウドベースのゲーム体験や
AIソリューションの開発に関する戦略的提携に向け意向確認書を締結
音楽・映画
ソニーは音楽・映画の分野でも強さを持っています。
「鬼滅の刃」の制作で有名なアニプレックスはソニーミュージックグループの傘下なので、音楽・映画をまとめて説明します。
ソニーはIP(知的財産権)を抱えることに強みがあります。
音楽レーベルでも多くのシェアを持っています。

音楽やアニメなどのコンテンツをグッズやゲームを絡めることで継続的な売り上げにつなげていく戦略があるのでしょう。
将来は...?
ゲームや音楽、映画などのエンタメ・コンテンツ業界のトッププレイヤーとしてエレクトロニクスの技術を生かして新しい体験を提供する企業へとなるのでしょう。
その分野と半導体、金融がどのような相乗効果を描けるかが注目ポイントですね。