【会計入門】図解で解説! 複眼的な儲けの視点を持て!

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本記事では、川口宏之著の「経営や会計のことはよくわかりませんが、儲かっている会社を教えてください!」をもとに、「財務諸表」を読み方を解説します。図解を交えながらわかりやすく説明するので、複眼的な「儲け」の視点が持てるようになるはずです。

会計について全く知識がない方が、財務諸表の基礎的な読み方を身につける第一歩になるはずです。

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本書の趣旨

本書の趣旨は「財務諸表から押さえるべき数字を押さえ、複眼的な『儲け』の視点を持つことで、会計を俯瞰的に把握できるようになること」です。

そのために、売上高や自己資本比率などの12の経営指標が儲けの基準として紹介されています。それぞれの儲けの基準について各章で、2社を比較する形で解説しています。具体的な数字・表をまじえながら説明しているためとてもわかりやすいです。

12の儲けを図解!

本書で取り上げられている12の儲けの基準を図解でまとめています。

  1. 営業利益率
  2. 売上高
  3. セグメント利益
  4. 自己資本比率
  5. 棚卸資産回転期間
  6. のれん
  7. 当期純利益
  8. 総資産回転率
  9. 自己資産利益率
  10. 1人当たり売上高
  11. フリー・キャッシュ・フロー
  12. 売上高広告宣伝費

※③セグメント利益は、事業領域ごとの利益です。

⑤棚卸資産回転期間は、賃借対照表からわかる在庫の回転率です。

⑥のれんは、賃借対照表からわかるM&A(合併)による利益です。

⑪フリー・キャッシュ・フローは、キャッシュフロー計算書からわかる、会社が自由に使えるお金のことです。

上の図から分かるように、多くの指標は売上高を何かと比較することで作られます。

また、ROEは複数の要素を組み合わせたものであることからその会社の総合力を示す値となります。

この12の指標の意味をしっかり押さえ、使い分けることで、財務諸表が読みやすく・多角的に分析できるはずです。

内容紹介

本書の具体的な内容を簡単に紹介したいと思います。

本書の一部はご本人がダイヤモンドオンラインの記事としてまとめています。ぜひご購入の前にご確認ください。

Pick up!

Pick upでは、本書から大事な3つの指標をピックアップしました。

多角化

本書では、3章のテレビ業界や6章のビール業界のように国内需要が減っている業界が取り上げられています。このような会社が行う今後の展開の一つとして多角化があげられます。

多角化の例として、写真ファイル業界からヘルスケア業界に舵をきった富士フイルムがあげられます。この例からわかるように、生き残る企業とは強い企業ではなく、変化し続ける企業なのです。

企業の生き残り戦略を分析することで、儲けの鍵が見えてくるはずです。

ROE

ROEは当期純利益÷自己資本で計算され、投資家にとって注目度の高い指標といわれています。なぜなら、ROEは株の利回りを表すからです。ROEが高い企業はリターンが大きい企業であるといえます

ROEは収益性×効率性×負債の活用度で計算でき、要素に分解するとこで高いROEの理由も分析することができるのです。

赤字≠儲かっていない

事業のライフサイクルは大きく分けると、成長期と成熟期に分けられます。

ネットワーク外部性が強い(利用者の数とサービスの価値が正の相関をするもの)ビジネスでは、成長期には利用者を獲得することに注力するために赤字になることがあります。

つまり赤字であっても、事業が成長期で、赤字が一時的なものだと考えられれば「赤字=儲かっていない」とはいえないのです

このように、同じ利益でも、事業がどの領域にあるかを把握することで正しく事業を評価し、将来を見極められます。

まとめ

本書では財部諸表をわかりやすく分析しているので、会計初心者でも理解しやすい内容となっています。

是非一読をお勧めします。

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